主な症状

クラミジアは自覚症状が薄い性病で、自分が感染したことに気が付きにくい病気です。特に初期症状は軽く、ちょっとした違和感がある程度というケースが多くあります。ある研究機関の調査によると、何も症状が出ていない男性の尿を検査したら、5%程度のクラミジア感染者が存在したという結果が出ています。無症状の感染者が広まっていて、それを女性に感染させている可能性が非常に大きいと言えます。主な症状としては、排尿時の痛みがあります。排尿時のペニスの痛みは、性病の典型的症状として知られていますので、ここで気がつく人もいるでしょう。また、ぴりっとしみるような感じを覚える人もいます。ペニスがかゆくなってくるのも、クラミジアの症状で、これも性病特有のものです。排尿の頻度も上がり、いくら行っても残尿感があり、どことなく違和感を覚えるようになります。

尿道炎や副睾丸炎

初期症状が典型的ですので、ここで気がついて病院やクリニックに行ければ抗生物質によって治療期間も短く済みます。感染に気づかないまま放置していると、尿道炎にかかります。症状は、排尿する際の痛みが増して、しみる感じが強まることです。また、濃い白っぽい汁のような分泌物が出てくることもあり、性行為をした際に射精すると痛みを覚えるようになります。この時点ではクラミジア菌はまだペニスのあたりまでしか広がっていません。さらに放置すると、副睾丸に細菌が達します。副睾丸は、睾丸で生成された精子を保存する器官で、正面から見て睾丸の裏側に位置しています。クラミジア菌がここに達すると炎症を引き起こし、睾丸が腫れて、鈍い痛みを感じるという症状が発生します。

前立腺炎

前立腺は膀胱のすぐ下にある器官で、排尿を調節したり精液の流れを調節したりする働きを持ち、精液を生成する機能にも深くかかわります。細菌が副睾丸からさらに前立腺に侵入して発症するのが前立腺炎です。発熱があり、排尿の頻度が増えて、排尿時の痛みが出ます。残尿感も強くなり、射精の前後で痛みを覚えるようになります。尿道に感染したクラミジアの炎症も進行し、尿道に潰瘍や皮膚の傷が形成されてペニス全体が膨れてきます。ペニスの毛細血管の循環が著しく阻害されており、慢性尿道炎という状態です。完治は非常に困難で、薬でも注射でも届かないような病変を尿道内で形成します。早期発見・早期治療ができれば、こういった事態には陥りません。