自覚症状がない

クラミジアの特徴として、症状が出にくいか、出ても軽度である点が挙げられます。また、近年の調査では無症状の人も多いことが報告されています。感染者であるのに症状なしなので、まったく気にせずセックスを楽しんでいることがあるのです。女性でも男性でも、次々に感染が拡大していく傾向があります。男性にも無症状の感染者はいますが、特に女性に多いと言われています。女性の場合は、妊娠・出産という人生の大きなイベントが待っていますが、クラミジアに感染したまま妊娠すると流産のリスクが高まり、出産しても新生児に悪影響が及ぶリスクがあります。自覚症状なしなので、本人がクラミジアを理解しているか、周囲の誰かがアドバイスするなどして、妊娠時にはクラミジア検査を受けるようにしましょう。厚生労働省の調査によると、クラミジアは若い女性に多く感染しており、20歳から24歳の女性の1.13%が感染していたと報告されています。無症状の人はその4倍以上と推測されています。16人に1人の割合で女性は感染しているという計算になります。

年齢層別の無症状感染者

厚生労働省は年齢別に調査を実施しています。ある高校を対象に調査したら、女子高生の約13%、男子高生の6.7%が症状無しの感染者だったと報告されています。特に性的に乱れているという学校ではなく、ごく普通の高校を対象としたということですので、かなり高い確率で感染していることになります。一般男性を対象にした調査では、2.4%が症状なしの感染者でした。別の調査になりますが、岐阜大学の附属病院が行った調査によると、女性の7.9%が子宮頸管に感染しており、咽頭クラミジアに感染していたのは5.2%という結果が出ています。自覚症状がない一般女性でこの数字ですので、潜在的な患者はかなりの数にのぼることが容易に推測可能です。また、同じ調査では、性風俗に従事している女性のうち、子宮頸管に感染しているのは33.3%、咽頭に感染しているのは22.5%という高い感染率が結果として出ています。

予防と検査

クラミジアは、感染者との性行為によって感染します。咽頭クラミジアに感染している人がオーラルセックスをしたら、相手の性器に感染していくでしょう。自分は大丈夫だと思っていても、どこで誰が感染しているかわかりません。性感染症は感染する相手を選ぶわけではなく、誰にでも感染しますから、好きな人とだけ普通にセックスしていれば感染しないと甘く見ないほうが良いでしょう。おかしいと思ったら検査を検討してください。