男女の違い

クラミジアは、性器の粘膜細胞を主な宿主とする性病です。感染経路の主なものは性器同士の接触で、性行為によって感染します。そのため、男女で初期症状にも違いがあります。男性のほうが気が付きやすく、女性はかなり多くの人が気がつかないまま重症化させてしまう傾向があります。粘膜であればクラミジアの細菌は生きられるので、口腔感染も発生します。これはオーラルセックスをした際に、相手の性器から口腔内に細菌が侵入して発生するもので、咽頭クラミジアと呼ばれます。男女ともに、喉の痛みや咳などの初期症状が出て、痛みは発熱を伴うこともあります。風邪に似た症状であるため、咽頭クラミジアとは気が付きにくいです。そのまま放置していると、慢性の扁桃炎につながる恐れがあります。

男性の症状

クラミジアが男性に性器感染した場合、およそ3日から3週間程度の潜伏期間を経て初期症状が現れます。一般的に良く言われる性病の症状であるため、女性よりも男性のほうが気が付きやすいです。多いのは排尿時の痛みです。ペニスにかゆみがあり、排尿するとピリっとしみる感じがあります。尿の頻度も増えて、さらに残尿感があり、違和感も持ちます。尿道が傷ついている状態では射精でも痛みが出て、そのまま放置していると尿道炎になります。性感染症の研究所の調査によると、男性が感染する性病の27%が性器クラミジアによる尿道炎という結果が出ています。クラミジアの細菌は徐々に粘膜に侵入していき、いずれ副睾丸や前立腺に到達して炎症を引き起こします。

女性の症状

クラミジアに女性が感染した場合では、およそ5人に1人程度しか症状が出ないという研究結果があります。それだけ自覚症状が薄いということです。しかし、放置しておくと細菌は粘膜をたどっていき、不妊症や子宮外妊娠などのリスクが高まり、早産や流産の原因ともなります。男性パートナーがクラミジアにかかって、それを女性に感染するケースも多くあります。そのまま気づかずに妊娠してしまうことも非常に多い病気です。無症状患者を含めると、日本国内に100万人以上の患者がいると推測されています。女性のクラミジアの初期症状は生理不順などに似ていて、おりものの量が増えて、白っぽい粘液が出るようになります。軽く下腹部に痛みを感じたり、月経以外の時期に出血することもあります。また、男性と同様、排尿時に痛みを感じることも特徴です。

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